本章はmac/homebrewの環境を前提としています。 申し訳ありませんがWindowsな人はGoogle先生に聞いて下さい。
ElixirはErlangVM上で動作するので、Erlangが必要になります。 以下の手順でインストールして下さい。
brew install erlang
インストール完了後、erlコマンドでErlangの対話シェルを起動できます。
erl
ElixirのコンパイルにはErlang/OTPのバージョンが21以上である必要があります。 erl起動時のメッセージにErlang/OTPのバージョンが表示されるので、 21以上であるか確認してください。 (以下の例ではバージョンは17)
erlを終了する時は、q(). とタイプすればOKです。 最後にドット(.)を忘れない様に注意して下さい。
~ $ erl
Erlang/OTP 22 [erts-10.7.2.1] [source] [64-bit] [smp:4:4] [ds:4:4:10] [async-threads:1] [hipe]
Eshell V10.7.2.1 (abort with ^G)
1> q().
ok
2>
本文書ではElixirをソースからビルドして進めます。 make,autoconf等のビルドツール、gitは適宜インストールして下さい。
cloneしたフォルダに入って、makeコマンドを実行するとElixirがビルドされます。
git clone [email protected]:elixir-lang/elixir.git
cd elixir
make
Elixirのビルド後、binフォルダ以下の実行ファイルからElixirを実行する事ができます。 まずはお約束のアレをやってみましょう。
./bin/elixir -e 'IO.puts "Hello,World."'
-eオプションは後ろに続く引数を評価します。 IO.putsは標準出力を行います。
以下実行結果です。
~/path/to/elixir/repo $ ./bin/elixir -e 'IO.puts "Hello,World."'
Hello,World.
~/path/to/elixir/repo $
できましたか?
Elixirを使用したいだけなら、安定版を以下の手順でインストールできます。
brew install elixir