JoinLogoScpTrialSet for Linux and Avisynth+3.5.x

概要

sogaani氏が移植されたLinux対応版join_logo_scpを元に改造し
Native Linuxに対応したAviSynth+3.5.xで動作できるようにしたもののセット。
DockerとDocker-composeを用いて動作させます。

確認環境

同梱しているDocker環境にて動作を確認しました。

動作確認用環境セットアップ方法

このセットアップにはDockerとDocker-composeが必要です。
ローカルにインストールしたい場合はDockerファイルを読んで手順をなぞってください。
あくまで、動作確認用ですので使い込みたい方は自前でDockerfileを作成することや、他のDockerfileに組み込むことを検討してください。 初回は次の通りに実行します。

git clone --recursive https://github.com/tobitti0/JoinLogoScpTrialSetLinux.git
cd JoinLogoScpTrialSetLinux
cp -r modules/join_logo_scp_trial/JL .
cp -r modules/join_logo_scp_trial/setting .
cp -r modules/join_logo_scp_trial/src .
docker-compose up --build

docker-avisynthplusをベースイメージとして使用します。 ある程度のFFmpegが使用できると思います。

次のログが出たら完了です。

Successfully tagged join_logo_scp_trial:latest
Recreating join_logo_scp_trial ... done
Attaching to join_logo_scp_trial
join_logo_scp_trial    |
join_logo_scp_trial    | > [email protected] start /join_logo_scp_trial
join_logo_scp_trial    | > node src/jlse.js "-i" "--help"
join_logo_scp_trial    |
join_logo_scp_trial    | Options:
join_logo_scp_trial    |   --version      Show version number                                   [boolean]
join_logo_scp_trial    |   --input, -i    path to ts file                             [string] [required]
join_logo_scp_trial    |   --filter, -f   enable to ffmpeg filter output       [boolean] [default: false]
join_logo_scp_trial    |   --encode, -e   enable to ffmpeg encode              [boolean] [default: false]
join_logo_scp_trial    |   --target, -t   select encord target
join_logo_scp_trial    |                         [choices: "cutcm", "cutcm_logo"] [default: "cutcm_logo"]
join_logo_scp_trial    |   --option, -o   set ffmpeg option                        [string] [default: ""]
join_logo_scp_trial    |   --outdir, -d   set encorded file dir                    [string] [default: ""]
join_logo_scp_trial    |   --outname, -n  set encorded file name                   [string] [default: ""]
join_logo_scp_trial    |   --remove, -r   remove avs files                     [boolean] [default: false]
join_logo_scp_trial    |   --help         Show help                                             [boolean]
join_logo_scp_trial exited with code 0

logoフォルダが生成されていると思うので、そこにロゴデータを入れておきます。

使用方法

docker-compose.ymlのある場所で、次のコマンドを入力して実行します。

docker-compose run --rm -v 「TSファイルのフォルダの絶対パス」:/ts \
                            join_logo_scp_trial /ts/「TSファイルの名前（拡張子含む）

(上のは見やすくするために改行してますが、別に一行でもいいです。）

例:~/record/ts/局名_タイトル第1話.tsを解析する場合
docker-compose run --rm -v ~/record/ts:/ts join_logo_scp_trial /ts/局名_タイトル第1話.ts
resultフォルダの中のファイル名のフォルダに解析結果と、カット用のavsが保存されます。
join_logo_scp_trialの詳しい使用方法は、こちらを確認してください。

EPGStationで使用する

LinuxなEPGStationでDocker環境の場合の導入方法はこちら

（私はEPGStationで呼び出し、CM解析をし、ロゴ消し、CMカット、エンコードまで動作させています。）
Dockerで動作しているEPGStationを利用していますが、動作にはHOMEの環境変数が必須です。
ないとchapter_exe,logoframe,join_logo_scpから、avsファイルを見つけることができず動作しません。
Dockerでの動作しか確認していませんが、spawnする際に次のようにすることで動作します。

var env = Object.create( process.env );
env.HOME = '/root';
const child = spawn('jlse', jlse_args, {env: env});

（Dockerで動作させていない場合はHOMEの値は異なると思います。Dockerだといじっていなければrootです。）

ファイル構成

• docker : join_logo_scp動作確認環境構築用Dockerfile

以下はmodulesの中にsubmoduleとして入っています。個別に利用する場合はそちらのReadmeを見てください。

• logoframe : 透過ロゴ表示区間検出 ver1.16（要AviSynth環境）
• chapter_exe : 無音＆シーンチェンジ検索chapter_exeの改造版（要AviSynth環境）
• join_logo_scp : ロゴと無音シーンチェンジを使ったCM自動カット位置情報作成
• join_logo_scp_trial : join_logo_scp動作確認用スクリプト

謝辞

各種ツールを作成された方々、
Linuxに移植されたsogaani氏に深く感謝いたします。

履歴

• 2020/05/30 エンコードまで一括で行えるようにしたjoin_logo_scp_trialに更新
• 2020/05/06 公開